3月はライオンのように

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「3月はライオンのようにやってくる」という言葉を聞いたことがありますか?

これは天気のことわざなのです!

天気のことわざ

最近はマンガのタイトルにもなったので、この言葉をなんとなく聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

これは天気のことわざなのです。

それも日本ではなく、イギリス🇬🇧のことわざでした!

しかもこの言葉には続きがあります

正確には「3月はライオンのようにやってきて子羊のように去る」です

ことわざの意味

ライオンとは低気圧のことで、子羊とは高気圧のことを表しています

これは3月の天気傾向のことを表したことわざなのです

3月になると冬とは違い、低気圧と高気圧が交互に通過していくようになります

これは3月に限らず、春の天気傾向です

では、どうして「3月」としたのか?

3月はまだ時々、冬のような寒気が入ります

すると、低気圧は発達しやすくなり、雨や風の強まる荒れた天気になりやすいのです

その荒れた天気をもたらす低気圧を「ライオン」と表現しました

この低気圧が通過すると、高気圧に覆われるようになります

すると、天気は穏やかに晴れるようになります

この穏やかな晴れの天気をもたらす高気圧を「子羊」と表現しました

なかなかうまい例えですが、ライオンとの対比ならウサギでは?とか

子羊の対比ならオオカミでは?とか思ってしまうのは自分が日本人だからでしょうか

日本にも当てはまる

日本でも3月からの天気傾向はイギリスと同じで、低気圧と高気圧が交互に通過するようになります

とくに3月は低気圧の通過の際、荒れた天気になりやすい傾向があります

このため、このことわざは日本にも当てはまるので十分使えるのです!

ただ、どうして遠く離れたイギリスの天気傾向と同じになるのでしょうか?

この天気傾向になるのは、上空を流れる偏西風のためです

この偏西風に乗って低気圧と高気圧が交互に移動しているのです

このため、イギリスと日本だけでなく、同じ中緯度帯の国々でも同じような傾向になります

ちなみに、中国では「春風の狂うは虎に似たり」と言うそうです

荒れた天気に注意

このことわざについてひとつ注意があります

このことわざの意味を「3月の前半は荒れるけど、後半は穏やかになる」と勘違いする人もいます

確かに、だんだん寒気の影響を受けることは少なくなります

ですが、春の間は低気圧と高気圧が交互に通過する気圧配置が続きます

低気圧が通過するときは天気が荒れることがありますから油断しないでください

まとめ

  • 「3月はライオンのようにやってきて子羊のように去る」とはイギリスの天気のことわざ
  • ライオンとは低気圧のこと、子羊とは高気圧のことで、春の天気傾向を表している
  • 日本の天気傾向も同じなので十分使える
  • 春は低気圧が通過するときは天気が荒れやすい

もうすぐ桜の時期がやってきますね

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